起きて最初にすること
二度寝、一択。
朝方のリアルな夢が楽しすぎるせいだ。
最高、至福、なんと贅沢。
二度寝はドラッグに近い。
ニ度寝なら、好きな夢が見れる。夢を自分で選択できるのだ。
あの二次元のあのキャラが出てきてくる夢‥とか
コツは二度寝をする前に、見たい夢のことについて考えることだ。
どの人物と何をするか、自分は傍観者でありたいなら、あのキャラとあのキャラが何何するところを自分は見てるという設定で考えていく。
寝起きでボーっとしてる頭だ。その妄想から次第に夢に変わってゆく。
ちなみに私の今日の二度寝の内容は、おおまかにいうと小学校のときの同級生に偶然再開して告白される夢だった。
いや、実のところ、告白されたわけではないが同級生と偶然再開したとき、以前電話したのに繋がらなかった、無視したのかと言われたのだ。
だが、私達は在学中あまり話したことがなく、仲がいいわけでもなく、私があの子の顔がかわいいなーと思っていたくらいだったので電話してくるということはまあ、ありえないのだ。
そうなるともう、その電話は久々に小学校のとき恋した女の子の声が聞きたいと思っていきおいでかけたということになる。
「そういう電話をしたんだけど無視したの‥?」
ようするに、おれは君のこと好きだけど君はおれののことには興味ない‥?
つまりそれは遠回しなやんわりとした告白だった。
そのへんで起きてしまったが、ちょっとキュンとしたし、夢は夢でも、このキュンはリアルなのだ。
こんなに幸せを感じる時間が、癖にならないわけがない。
私は毎日二度寝をする。早く起きて、やりたいこともたくさんあるが、起きたその瞬間は何もかもがどうでもいい事のように思えてくる。
二度寝の時間作りのため出勤時の化粧はファンデーションは諦め、ベビーパウダーを秒ではたいて口紅と眉描いて完了。
朝食は、食べないと倒れるのでご飯にお茶かけて流し込む。
それでも間に合わない場合はヒールを脱ぎ捨て、スーツに運動靴を合わせて走る、走る。
ここまでのことを強いられようが、二度寝の気持ちよさには抗えないのである。
休日など、寝放題である。
寝て日が暮れると、自分のクズさを思い知らされる。
今はほぼほぼ寝放題な期間である。
世の中にはいろんな依存症がある。
ニコチン依存、ギャンブル依存、インターネット依存‥。
どれも身を滅ぼし、生活に支障をきたすという点では共通する。
ならば、二度寝も仲間入りではないのだろうか。
二度寝依存。
二度寝には良い面もあるが、しすぎるのはよくない。
私も早くこの依存から立ち直りたいと思っている。
日が沈み、朝が来れば誘惑に抗えず夢見ているのであろうが。